HOME » 学会参加報告 » インタラクション2018 参加報告
2018年4月25日

インタラクション2018 参加報告

+———————————————————————-+
|◆ インタラクション2018
+———————————————————————-+
村上 莉沙(電気通信大学)
 インタラクション2018が3月5日から3月7日の3日間で開催された.インタラクシ
ョンは, 1997年より毎年開催されているシンポジウムで, ここ数年参加者が増え,
インタラクションに関わる最新の技術や情報に高い関心が寄せられていることが分
かる.会場は学術総合センターと一橋大学一橋講堂にて,招待講演,一般公演発表,
インタラクション発表およびポスター発表が行われた. 一般公演発表では,厳正
な審査によって採択された20件の発表があった.質問と回答の活発なやり取りが繰
り広げられ,新規性,有用性に優れたインタラクション技術に関する議論がなされ
た.論文賞には,東京大学/ソニーCSLの暦本純一氏の「分割磁界供給型骨伝導によ
る常時装着音響デバイス」が受賞した.
 インタラクティブ発表の発表数は,201件で,ポスター発表の件数は31件であっ
た.各発表者は,壇上にて30秒の概要紹介の場が与えられ,それぞれユニークで楽
しいアピールしているのが印象的であった.最終日の3日目は,ACM International
Conference on Intelligent User Interfaces (IUI 2018)と合同開催だったため,
各デモで英語を使った意見の交流が見られた.この場での議論をもとに,さらなる
改良と発展が期待される.
 インタラクティブ発表賞は,PC委員推薦で8件,一般投票で9件が受賞した. その
他イベントとして,James A. Landay氏による「From On Body to Out of Body Use
r Experience」という招待講演やインタラクション業界における女性同士の交流を
目的としたWomen’s Luncheonが行われた.
 インタラクション2018の公式サイトにて,一般公演発表やインタラクティブ発表
のカタログや各種受賞の情報などが閲覧できる.
http://www.interaction-ipsj.org/2018/

Category: 学会参加報告