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2013年9月26日

NBiS2013 参加報告

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|◆ NBiS2013 参加報告
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 石田智行(茨城大学)

 2013年9月4日~6日の3日間に渡り,韓国・光州の金大中コンベンションセンター
でThe 16th International Conference on Network-Based Information Systems
(NBiS2013, URL: http://voyager.ce.fit.ac.jp/conf/nbis/2013/) が開催された.
NiBSは1998年に開始されてから今年で16年目を迎える.3件のKeynoteでは,大変貴
重な発表を聞くことができた.
 筆者は,毎年NBiSと同時開催される国際ワークショップInternational Workshop
on Network-based Virtual Reality and Tele-existence (INVITE2013) にて発表を
行った.INVITEは,近年の超高速ネットワーク技術やグリッドコンピューティング
技術により,大規模3Dデータやビデオ映像などを用いた研究開発が世界中で盛んに
行われるようになってきたことに伴い,その最新技術や動向に関する研究成果を議
論するためにVRの基礎から応用までのVR全般を対象としたワークショップであり,
今年で9回目の開催となる.
 今年のINVITEでは,5件の論文が採択され,活発な議論がなされた.筆者も
「Proposal of Disaster Management Support System Using Tiled Display Wall
Environment」というタイトルで大規模災害時における災害管理支援システムについ
て発表させて頂き,多くの方々から貴重なご意見を頂戴した.
 中でも筆者が特に興味深かった発表は,慶應義塾大学大学院システムデザイン・
マネジメント研究科の小木哲朗教授が発表した「Evaluation of High Presence
Sensation Based on Biological Information」である.『臨場感』という抽象的な
表現を,生体情報計測を行うことで操作的定義により臨場感を定義している.
 最後に,滞在期間中は最終日以外天気に恵まれ,大変快適に過ごすことができた.
また,Welcome Reception Partyや Banquet Partyでは,発表時間の都合上聞くこと
の出来なかった研究内容についてさらなる知識を深め,世界各国の研究者らと幅広
い分野について交流を深めることができた.
 次回は,2013年9月10日~12日の3日間に渡り,イタリア・サレルノで開催される
予定である.詳細は,以下のURLを参照されたい.
http://voyager.ce.fit.ac.jp/conf/nbis/2014/

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