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2020年2月12日 | 論文募集

【締切1週間延長2/17】VR学会論文誌 第25巻第3号 「障害者・高齢者・マイノリティ支援と人間拡張」特集 論文募集

事前投稿申込締切:2020年2月10日(月)→2月17日(月)
論文提出締切:2020年2月17日(月)→2月25日(火)

掲載巻号:第25巻第3号(2020年9月末発行)

【テーマ】
障害者・高齢者・マイノリティ支援と人間拡張

【募集要項】
障害者・高齢者・マイノリティにおけるハンディキャップの克服に向けて,本学会が扱うVR関連技術を用いた支援手法の研究が活発に行われています.2016年6月(Vol.21,No.2)に発行された「高齢者・障害者・マイノリティなどの支援」では,大変多くの論文を投稿頂きました.一方で,この特集号から3年以上が経過し社会情勢も大きく変化していることから, 2020年9月(Vol.25,No.3)号の特集号「高齢者・障害者・マイノリティと人間拡張」と銘打ってこの関連分野の論文を募集します.

特に2020年の東京パラリンピックは,障害者・マイノリティ支援における大変重要な契機になりえるイベントです.国内外のパラアスリートの活躍だけでなく,会場や交通機関等のバリアフリー整備体勢なども注目されると予想されます.本特集号は,パラリンピックの興奮冷めやらぬ2020年9月に絶好のタイミングで発行されます.

一方,VR関連技術を取り巻く環境も大きく変化しています.屋内外測位技術,Head Mounted Display (HMD) /スマートグラス,ウェアラブルデバイス,Internet of Things (IoT),人工知能技術が急速に発展し,多くの人における生活様態をも変えつつあります.障害者・高齢者・マイノリティ支援においても,上記の機器/技術の普及によって様々な恩恵を受けられることが期待されます.

障害者・高齢者・マイノリティ支援に関係する新しい概念として「人間拡張」と呼ばれるものがあり,近年研究が盛り上がっています.人間拡張は,VR技術,センシング技術,可視化,ロボティクス技術等を活用して,人間の身体的/認知能力を拡張する概念であり,完全な自動化でない,人間の特性を生かした能力の維持・増進を人間中心で行うことができます.例えば,身体機能の拡張のみならず,労働環境の改善による働き甲斐の拡張やエンターテインメント応用等の取り組みが実施されています.障害者・高齢者・マイノリティの方々が直面する機能・感覚・社会的バリアを機能・感覚・環境等に対する拡張を行うことで解決することも人間拡張の重要なテーマです.

今回の特集号では,障害者・高齢者・マイノリティ支援に関わる研究と人間拡張技術の研究に関する論文の投稿を広く募集いたします. 会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしています.

なお,言語は,日本語,英語,いずれでも投稿可能です.

 

【ゲストエディタ】
一刈 良介(産総研)
上田 一貴(東京大学)
渡辺 哲也(新潟大学)
三浦 貴大(産総研)

 

1.対象分野
VR関連技術を用いた障害者・高齢者・マイノリティ支援に関わる研究と人間拡張技術の研究論文の投稿を広く募集いたします.具体的には下記の分野を想定していますが,これらに必ずしも限定するものではありません.

  • 身体障害者とその支援者のための自立支援・社会活動支援(視覚障害,聴覚障害,肢体不自由,音声言語機能の障害,精神疾患などを有する人とその支援者に対する支援)
       例)視覚障害者ナビゲーション,歩行訓練支援,点字/触図システム,手話通訳・要約筆記の支援,
       音響代行,歩行支援ロボット,人工筋肉,衣服支援,等
  • 高齢者とその支援者のための自立・介護・社会活動支援
       例)リハビリ技術,IoT見守り支援,身体/認知機能/バイタルセンシング,等
  • 様々な社会的な不具合を感じている人たち(マイノリティ,ひきこもり,育児期の母親,訪日外国人など)とその支援者のための支援
       例)Baby Tech,セルフモニタリング支援,訪日外国人ナビゲーション,等
  • 人間拡張技術(感覚代行・マルチモーダルインタフェース・ブレインマシンインターフェース,等)
  • 障害者スポーツ
  • インクルーシブ教育
  • インクルーシブデザイン・ユニバーサルデザイン
  • 障害者・高齢者・マイノリティに独自な知覚・身体特性やその計測技術
  • 上記に関するケーススタディ
  • 上記に関連する要素技術

各カテゴリ・基準の定義については、学会の査読基準に準じます。

 

2.投稿方法
下記よりご確認ください。
http://www.vrsj.org/transaction/special_issue/

査読プロセスを円滑に進めるため「事前投稿申込締切」を設けております。
投稿を希望される方は、

  • 著者名・所属(全員分)
  • タイトル
  • 論文種別(フルペーパー・ショートペーパーから選択)
  • 論文カテゴリ(基礎・応用・コンテンツ・総説から選択)
  • 概要

上記を、下記の締切までに、事前投稿申込専用フォームよりお送りくださいますようお願いいたします。

 

3.提出先

※一般論文は随時受付しております。

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◆その他、募集中または今後の特集号予定
http://www.vrsj.org/transaction/special_issue/

 

第25巻第4号「力触覚デザイン」
事前投稿申込締切:2020年5月11日(月)
論文提出締切:2020年5月18日(月)
2020年12月末発行予定

第26巻第1号「聴覚(仮)」
事前投稿申込締切:2020年8月中旬
論文提出締切:2020年8月下旬
2021年3月末発行予定

第26巻第2号「オリンピック(仮)」
事前投稿申込締切:2020年11月中旬
論文提出締切:2020年11月下旬
2021年6月末発行予定

*2017年より、日本バーチャルリアリティ学会論文誌は電子発行(J-STAGE)となりました.
 https://vrsj.org/transaction/archive/
 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/tvrsj/-char/ja/

2020年2月12日 | 論文募集