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2019年2月25日 | 論文募集

【締切2週間延長3/11】VR学会論文誌 第24巻第3号 「アート&エンタテインメント5」特集 論文募集

投稿申込締切:2019年2月25日(月)→【延長】3月11日(月)
論文提出締切:2019年3月 4日(月)→【延長】3月18日(月)

掲載巻号:第24巻第3号(2019年9月末発行)

【テーマ】
アート&エンタテインメント5

【募集要項】
アートやエンタテインメントは,人々の心に訴えかけ,豊かにするもの・手段として,情報技術の側面からもその期待を集めています.日本バーチャルリアリティ学会では従来からメディアアート・エンタテインメントの可能性に着目し,本分野に関する論文特集を定期的に企画してきました.毎回,記録的多数の投稿をいただいてきているアート&エンタテインメント特集号の第5弾です.この分野における新たな思想,技術,コンテンツを世に問う研究論文を広く募集いたします.
日本におけるバーチャルリアリティ技術の発展は,アート分野の発展に大きく寄与し,SIGGRAPHやArs Electronica Festivalにおいて多くの日本人研究者・芸術家の活躍が続いています.テーマパーク,コンサート,公共空間演出など,商業や産業を巻き込んだ大規模な取り組みが,もはやありふれた風景として見られるようになりました.また,これまで非日常的な場所だけでなく,我々の日々の生活をも表現の場とすることを可能にしてきたインターネットおよびウェアラブル・ユビキタス技術の発展と普及に加え,各種センサ・ディスプレイ・アクチュエータ技術やそれらのAPI・ツールキットの充実は,多くの個人が表現領域に関わることを可能にしてくれています.さらには各地のファブラボに代表されるファブリケーション技術の浸透によって,従来のマス(多)を意識した作品制作から,個に寄り添うスタイルへの転換が模索されつつあります.このように,人々の心を豊かにするアート・エンタテインメントは,VR技術・メディア技術によって我々の日常生活の中にも浸透しつつあり,ウェルビーイングを指向する活動へと広がりをみせています.
分野の盛り上がりの中で,本学会では,アート&エンタテインメント研究委員会を中心に,アート・エンタテインメントの論文化のあり方について議論を重ねてきました.作品やサービスの形式で流通する分野において,暗黙知に埋もれた制作の手法・プロセス・結果を他者と共有できる形にし,その意図や意味を論としてまとめることは,個々の取り組みの意義をクリアに引き出すことに加え,コミュニティの発展・進化・醸成に重要な役割を果たすと考えています.作品化と論文化が相互に表現を高め合う新たな制作スタイルを本学会から発信していきたいという想いもあります.
今回も,アート&エンタテインメント分野の論文を広く募集し,そこから技術とアート・エンタテインメントの新たな/深い関係性が見出せればと考えております.会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしています.理工学分野の研究者のみならず人文社会系の研究者やアーティストの投稿を歓迎します.

【ゲストエディタ】
岩井大輔 (大阪大学)
筧康明  (東京大学)
渡邊淳司 (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)
長谷川晶一(東京工業大学)
渡邉英徳 (東京大学)
馬場哲晃 (首都大学東京)
山岡潤一 (東京大学)

1.対象論文
具体的には,以下のような分野が対象となります.各カテゴリ・基準の定義については,学会の査読基準(http://www.vrsj.org/wp-content/themes/vrsj/dl/ronbun_category_sadoku_kijun.pdf)に準じますが,本特集号においては「バーチャルリアリティ」を広義に捉えたいと思いますので以下を参考にご選択ください.

● フルペーパー(標準6ページ,原則10ページまで)

○基礎論文
新規性・再現性・妥当性の観点で評価され得る基礎的な研究成果について,下記を含む当該分野からの論文を募集します.

  • アート・エンタテインメントとVR技術に関する理論的考察
  • 社会学・心理学的な観点からのアート・エンタテインメントの分析や評価手法
  • 人間の感性を踏まえた快適性や安全性の観点からの表現手法の研究
  • アート・エンタテインメントへの応用可能性のある新技術

○応用論文
有用性・新規性・再現性の観点で評価され得る応用的な研究成果について,下記を含む当該分野からの論文を募集します.

  • メディアアート・エンタテインメントコンテンツの創作支援技術
  • 五感提示技術,インタラクション技術のコンテンツへの応用
  • コンテンツ生成・オーサリング環境

○コンテンツ論文
新規性・再現性・表現性で評価され得るコンテンツ研究について,下記を含む当該分野からの論文を募集します.特に表現性については,提案される作品・コンテンツを,これまでのメディアアート・エンタテインメントの文脈に対して明確に位置付け,表現とそのために選択した技術との関係および必然性を論理的に論ずることを求めたいと思います.

  • メディアアート作品
  • エンタテインメントコンテンツ
  • アニメーション,ゲームソフト,ネットワークアート作品

○総説論文
レビューペーパーやチュートリアルペーパーなど,新たな観点のもとにアート&エンタテインメントに関する知見を整理した論文を募集します.

●ショートペーパー(標準2ページ,4ページ以下)
上記の基礎論文,応用論文,コンテンツ論文の分野における速報的な論文を募集します.

これらに限らず,アート&エンタテインメントに関連する新しい試みや考察についての報告を歓迎します.

2.投稿方法
下記よりご確認ください.
http://www.vrsj.org/transaction/special_issue/

査読プロセスを円滑に進めるため「事前申込締切」を設けております.
投稿を希望される方は,

  • 著者名・所属(全員分)
  • タイトル
  • 論文種別(フルペーパー・ショートペーパーから選択)
  • 論文カテゴリ(基礎・応用・コンテンツ・総説から選択)
  • 概要

上記を,下記の締切までに,事前投稿申込専用フォームよりお送りくださいますようお願いいたします.

3.提出先
●投稿申込
事前投稿申込専用フォーム:http://www.vrsj.org/transaction/submission/pre-submission/

●論文提出
論文投稿サイト:https://mc.manuscriptcentral.com/tvrsj

※一般論文は随時受付しております.

◆その他,募集中または今後の特集号予定
http://www.vrsj.org/transaction/special_issue/

第24巻第3号「アート&エンタテインメント5」
投稿申込締切:2019年3月11日(月)
論文提出締切:2019年3月18日(月)
2019年9月末発行予定

第24巻第4号「ウェアラブル技術と知覚・運動・認知拡張」
投稿申込締切:
フルペーパー:2019年5月27日(月)
ショートペーパー:2019年6月3日(月)
論文提出締切:
フルペーパー:2019年6月3日(月)
ショートペーパー:2019年6月10日(月)
2019年12月末発行予定

第25巻第1号「つなぐ技術(人・モノ・社会)2」
投稿申込締切:2019年8月下旬予定
論文提出締切:2019年9月初旬予定
2020年3月末発行予定

第25巻第2号「未定」
投稿申込締切:2019年11月下旬予定
論文提出締切:2019年12月初旬予定
2020年6月末発行予定

*2017年より,日本バーチャルリアリティ学会論文誌は電子発行(J-STAGE)となりました.
https://vrsj.org/transaction/archive/
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/tvrsj/-char/ja/

2019年2月25日 | 論文募集