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2014年9月12日 | ニュース

第156回グラフィクスとCAD研究発表会

東工大の長谷川と申します.
本案内を重複して受け取られた方はご容赦ください.

大会前日9/16(火)に名古屋で情報処理学会グラフィクスとCAD研究会第156回
研究発表会を開催します.力触覚の提示と計算研究会が協賛しており,
会員価格で参加できます.皆様のご参加をお待ちしております.

日程: 平成26年9月16日(火)

場所: 中京大学 名古屋キャンパス
http://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html
センタービル(0号館),名古屋地下鉄八事駅5番出口すぐ

担当委員 (お問い合わせ先):
 瀧 剛志(中京大学) taki[at]sist.chukyo-u.ac.jp
 長谷川晶一 (東京工業大学) hase[at]pi.titech.ac.jp

費用: [参加費]
登録会員でない方は学会所定の参加費が必要です.
協賛: 日本バーチャルリアリティ学会力触覚の提示と計算研究委員会
   (バーチャルリアリティ学会会員も会員価格で参加できます.)

プログラムと招待講演

11:20 招待講演 ゴールベースコースティクスのためのポアソンベースの連続面生成法 楽 詠灝(コロンビア大)

12:00 展示作品の見学、昼食

13:20 ドロネー四面体分割を用いた三次元点群からの凸物体の形状認識と復元に関する基礎研究 阿部 真之(宇都宮大)
13:50 様々な数理シミュレーションに応用可能な正四面体格子座標系の提案 本間 達(東京医科歯科大)
14:20 再構築ポリゴン壁を用いたSPHの壁境界計算手法 笠 晃一(福岡工業大)
14:50 粒子数変動型実時間SPH流体シミュレータの粒子数調整時挙動の考察 小松 雅弥(福井大)

15:20 休憩

15:40 画像の射影変換における高速化法の比較・検討 常盤 勇太(豊橋技術科学大)
16:10 異なる視点から描かれたイラストからの2.5Dモデル生成 北村 真紀(九州大)
16:40 正面および側面のイラストからのキャラクタ顔回転シーンの自動生成 古澤 知英(早稲田大)
17:10 振り付けの構成要素を考慮したダンスモーションのセグメンテーション手法の提案 岡田 成美(早稲田大)
17:40 終了

招待講演について
本年SIGGRAPHの論文セッションで発表された楽先生にご講演いただきます.
遠隔での講演になりますが、ご研究に基く作品の実物の展示も行います.
皆様ふるってご参加ください.

講演題目
ゴールベースコースティクスのためのポアソンベースの連続面生成法
Poisson-Based Continuous Surface Generation for Goal-Based Caustics

ユー ザー指定の集光模様を生成できる透明物体の形状計算法を提案する.提案法により生成された透明物体は滑らかで連続的な表面から構成される.この性質によ り,生成される集光模様は滑らかかつ自然であり,従来法に比べて詳細な表現が可能である.提案法は二つのプロセスから構成される.第一のプロセスでは,微 分幾何学のアプローチを用いて,入射光とスクリーンに到達する光の間に,連続的な対応関係を求める.第二のプロセスでは,この対応関係を用いて,透明物体 の表面形状を求める.対応関係と表面形状はそれぞれ,ポアソン方程式を解くことにより求める.
(ACM Transactions on Graphics, Vol. 33, No. 3, Article 31, May 2014
に掲載,SIGGRAPH 2014にて発表.)

楽 詠灝 (コロンビア大学)
Yonghao Yue (Columbia University)
2011年 東京大学大学院情報理工学系研究科博士後期課程修了.博士(情報理工学). 2011年-2013年
東京大学大学院新領域創成科学研究科 助教.2012年-2013年 東京大学理学部情報科学科 助教(兼担).2013年より
コロンビア大学リサーチフェロー(日本学術振興会海外特別研究員).コンピュータグラフィックス(主に物理ベースのレンダリングとシミュレーション)の研究に従事.

2014年9月12日 | ニュース