HOME » 学会参加報告 » ヒューマンインタフェースシンポジウム2013 参加報告
2013年10月25日

ヒューマンインタフェースシンポジウム2013 参加報告

+———————————————————————-+
|◆ ヒューマンインタフェースシンポジウム2013 参加報告
+———————————————————————-+

 櫻井友貴(上智大学)

 ヒューマンインタフェースシンポジウム2013が 2013年9月10日~13日にかけて東
京の早稲田大学で開催された.今年15回目を迎える本シンポジウムは, 国内の
Human Interfaceや,Human Computer Interaction分野の研究者が集まる有数の会
議で参加人数は561名,一般発表は125件,対話発表は64件と盛大に開催された.
 一般発表は2日目から4日目にかけて4セッション並行して実施され,様々な分野
の方々の発表と論議があった.私は大学4年生にして学会初参加であるため, 聴講
した発表の全てが非常に斬新な視点や発想で, 理解が追いつかないものもあった
が, 日常で触れている些細なことも研究題材にできることが分かり, また発表者か
らその研究の面白さや研究が好きだという気持ちが伝わってきた. 私も日常の細か
いことに気を配り, 研究のヒントとして活用できるのではないか感じた.
 また,2日目と3日目には対話発表もあり,こちらも一般発表と同じく広い分野の
発表が行われ, 多くの聴講者が訪れていた. 想像していたものより発表の形式が自
由で, 映像を利用して説明をしているものや, その場で体験できるものなど様々な
発表があり, より研究内容に触れやすいものとなっていて発想を広げる機会となっ
た.
 そして, 私も一般発表の情報デザインのセッションで発表をさせていただいた.
多少トラブルがあったものの, 聴講していただいた方がとても真剣に聞いて下さ
り, 質疑応答時やセッション終了後に貴重なご意見もいただけたので, 何が課題で
あるかを明白にすることができ, 今後の研究の新たな指針を得ることができた. 今
回の聴講・発表を踏まえて私は, 研究における最大の飛躍法は学会の参加であると
感じた.
 次回のヒューマンインタフェースシンポジウム2014は,2014年9月9日~12日にか
けて京都工芸繊維大学で開催される.詳細は以下のURLを参照していただきたい.
http://www.his.gr.jp/

Category: 学会参加報告