「3次元インタラクション」特集論文募集(掲載巻号: 第17巻第4号)
我々の存在する現実空間は3次元であり,従来から3次元情報をできる限り現実 に近い状態でシステムに入力したり表示したりすることは,VRのための不可欠な 基盤技術として盛んに研究開発されています.立体視ディスプレイを用いて3次 元映像を表示したり,大画面ディスプレイ・投影型プロジェクタなどにより3次
元空間に視覚情報を表示したり,におい・音などを3次元空間中の場所に応じて 発生させたり,物体の3次元形状を触覚により肌で感じさせたりするなど,3次元 情報を人に提示するための技術の研究開発の進展は目を見張るものがあります. また同時に,物体の位置・速度・加速度,さらに形状などを3次元的に計測でき るセンサデバイスの発展と普及により,人の動作や位置などを始めとする様々 な3次元情報をシステムに入力する技術も格段の進歩を遂げています.近年は, 家庭用ゲーム機器や家電でも,その3次元的位置・速度などをリアルタイム計測 できるデバイスや,人などの3次元形状をそのまま計測できるカメラなどが利用 され,3次元空間における人の動作などを利用したインタラクションの利便性・ 実用性が広く認識されるようになっています. 本特集号では,「3次元インタラクション特集」と題して,近年発展の目覚ま しい3次元情報の入力・出力のための基盤技術をベースに,3次元空間を利用した り3次元情報をそのまま扱ったりできるようなインタラクションに関する研究開 発に関する論文を対象とします.例えば,3次元空間でのインタラクションを利 用した新しいVRシステムの提案や実装,3次元インタラクションやインタフェー スを実現するための人物動作や実環境の認識・計測,さらに,視覚・聴覚・触覚 ・嗅覚など人の五感を利用した3次元情報提示技術などに関する論文を広く募集 します. これらに加えて,3次元インタラクションで扱われるコンテンツデザインや, 立体ディスプレイを利用したり,立体情報を加工したり,環境の空間情報を利用 したり,立体物との相互作用を持ったりしたインスタレーション等のコンテンツ 論文も募集します. 会員の皆様の積極的なご投稿をお待ちしています. ゲストエディタ:吉田俊介(NICT)・斎藤英雄(慶應義塾大学)・杉本麻樹(慶 應義塾大学) 1.テーマ 「3次元インタラクション特集号」 2.対象論文 3次元空間でのインタラクションを利用した新しいVRシステムの提案や実装,3 次元インタラクションやインタフェースを実現するための人物動作や実環境の認 識・計測,さらに,視覚・聴覚・触覚・嗅覚など人の五感を利用した3次元情報提 示技術などに関する基礎論文を募集します.また,3次元インタラクションで扱わ れるコンテンツデザインや,立体ディスプレイを利用したり,立体情報を加工し たり,環境の空間情報を利用したり,立体物との相互作用を持ったりしたインス タレーション等のコンテンツ論文も募集します. 3.投稿方法 査読プロセスを円滑に進めるため「投稿申込締切」を設けております. 投稿を予定している方にはたいへんお手数ですが, ・著者名・所属(全員) ・タイトル ・種別(基礎・応用・コンテンツ・総説・ショートペーパーなど) ・概要 を,2012年6月4日(月)までにVR学会事務局(aiko〔at〕vrsj.org)宛にメール でお送りいただくようお願いします. ※〔at〕を@に変換下さい. 4.提出先: 日本バーチャルリアリティ学会論文委員会 幹事:梶本裕之,事務:山本アイコ E-mail:kajimoto〔at〕hc.uec.ac.jp E-mail:aiko〔at〕vrsj.org ※電子メールは梶本と事務局双方にお送り下さい. ※〔at〕を@に変換下さい.
2012年2月27日 |
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