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2024年9月25日

VRSJ Newsletter – 2024年9月号 – ( Vol. 29, No. 9 )

日本バーチャルリアリティ学会 会員各位
Newsletter 2024年9月号をお届けいたします.
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日本バーチャルリアリティ学会
Newsletter – 2024年9月号 – ( Vol. 29, No. 9 )
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https://vrsj.org/
< 内容目次 >
1. 報告集
 ◆ 第23回日本VR医学会学術大会
  中口 俊哉(千葉大学)
2. 学会からのお知らせ
 ◆ 主催・共催行事のご案内
 ◆ 協賛行事のご案内
 ◆ 論文誌に関するご案内
3. 関連情報
 ◆ CALL FOR PAPER
 ◆ CALL FOR PARTICIPATION
 ◆ ニューズレター編集委員会からのお知らせ
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1. 報告集
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◆ 第23回日本VR医学会学術大会
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中口 俊哉(千葉大学)
 第23回 日本VR医学会学術大会は,2024年8月31日(土)に東京大学本郷キャンパ
ス医学部2号館本館で開催された.23回目の開催となる本大会は,関東学院大学の
金井Pak雅子先生が大会長を務められ,「VR・メタバースによるヘルスケアの改革」
をテーマに,準備が進められてきた.以前より本大会は工学系と医学系の研究者
がバランス良く集う学術集会であったが,近年は看護系の研究者の参加が増加し
ており,本大会では看護系研究者の発表演題も多く目にした.
 学術大会の構成としては,教育講演1件,特別講演1件,学生による企画セッシ
ョン,一般演題33件であった.開催形式は当初対面のみとされていたが,大会の
会期に大型台風が近づいていたため,急遽,ハイブリッド開催に変更となった.
実際,開催当日は荒天により日本各地で交通機関が乱れたが,開催プログラムへ
の影響はなく,全ての演題が発表され,多くの方々が参加できた.短時間でのハ
イブリッド開催への切り替えは困難を極めたと思われるが,運営事務局のご尽力
に感謝申し上げたい.
 本大会は,日本VR医学会学術大会としては初の試みとなる,複数会場で並行し
てマルチトラックでの開催となった.主催者によると,1演題の時間を短くしてワ
ントラックに収めるか悩んだそうであるが,マルチトラックにすることで質疑応
答の時間も十分に確保され,活発な意見交換ができてよかったと思われる.一方
で,全員が全ての演題を聴講できるワントラックの良さもあるので,次年度以降,
一般演題数が増加する場合は2日間の開催も検討することが必要と思われる.
 教育講演では,東京大学大学院情報学環の藤本徹先生よる「医療分野における
VR技術を活かすゲーミフィケーションの考え方」と題した講演がなされた.自発
的な参加意欲の向上や継続支援の手法として,多くの分野で導入が進められてい
るゲーミフィケーションについて,その基本的な考え方から,具体的な事例によ
るゲーム要素の取り入れ方,医療応用など詳しく紹介された.
 特別講演では,東京大学情報基盤センターの雨宮智浩先生による「体験の再定
義:フィジカルとバーチャルの新たな融合に向けて」と題した講演が行われた.
大学教育をはじめ,様々な学習や訓練の場面でメタバースの活用が進められてい
ることを背景に,メタバースやVR技術を活用した教育や訓練の新しい可能性につ
いて述べられた.講演者による研究成果として,ヒトはアバターに着替えること
で,従来の対面教育では得られない新たな学習体験に繋がる可能性が示された.
 一般講演では,「ケア」「教育」「基礎・開発」「手術」「医療」のトピック
で8セッションが組まれた.工学系研究者によるVRの要素技術に関する研究発表に
加え,医学系,看護系の研究者によるVR応用事例の研究発表が数多くなされた.
昨今,ノーコード・ローコード開発環境が整備されたことにより,非工学系の研
究者でも独自で高品質なVRアプリケーションを開発できることが示された.また,
生成AIを活用したコーディングだけで,高度な機能を有するアプリケーションが
開発できることも示され,時代を垣間見ることができた.
 本大会は,もう一つの初の試みとして学生だけで企画するセッションが設けら
れた.「メタバースとVRで描く医療の未来」というテーマで,学生向けの講演
「スペシャルトーク」や「医療×VRクイズ大会」など,初めての学生でも気軽に参
加できる雰囲気づくりに工夫が凝らされていた.
 以上,第23回 日本VR医学会学術大会は大変盛況に開催された.医療向けのVRと
いう限定されたトピックながら,参加者は多様で熱気に溢れている.ぜひ皆さん
にも参加していただきたい.なお次回,第24回 日本VR医学会学術大会は2025年夏,
大阪大学で開催予定となっている.
公式サイト:https://www.jsmvr.org/
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2. 学会からのお知らせ
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|◆ 主催・共催行事のご案内
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■ ICAT-EGVE 2024
Date: December 1 – 3, 2024
Place: Tsukuba, Japan
https://icat.vrsj.org/2024/
■ Asia Haptics 2024
Date: October 28 – 30, 2024
Place: Sunway University, Kuala Lumpur, Malaysia
https://2024.asiahaptics.org/
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|◆ 協賛行事のご案内
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■ 第8回先端メカトロニクス国際会議(ICAM2024)
会期:2024年11月6日(水)~11月8日(金)
場所:北九州国際会議場
https://www.jsme.or.jp/conference/icam2024/index.html
■ SCIS&ISIS2024
会期:2024年11月9日(土)~12日(水)
場所:アクリエひめじ(兵庫県)
https://soft-cr.org/scis/2024/index.html
■ 第67回自動制御連合講演会
会期:2024年11月23日(土)~24日(日)
場所:姫路商工会議所
https://rengo67.iscie.or.jp/
■ CG-ARTS検定(後期)
会期:2024年11月24日(日)
場所:全国の高校・専門学校・大学
https://www.cgarts.or.jp/kentei/index.html
■ 第15回マイクロ・ナノ工学シンポジウム
会期:2024年11月25日(月)~28日(木)
場所:仙台国際センター展示棟
https://www.jsme.or.jp/conference/mnm2024/
■ SIGGRAPH Asia 2024
会期:2024年12月3日(火)~6日(金)
場所:東京国際フォーラム
https://asia.siggraph.org/2024/
■ディスプレイ国際ワークショップ
会期:2024年12月4日(水)~6日(金)
場所:札幌コンベンションセンター
https://www.idw.or.jp/
■ 国際画像機器展2024
会期:2024年12月4日(水)~6日(金)
場所:パシフィコ横浜 ホールD
https://www.adcom-media.co.jp/ite/
■ バーチャル学会2024
会期:2024年12月7日(土)~8日(日)
場所:オンライン
https://vconf.org/2024/
■ 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2024)
会期:2024年12月11日(水)~13日(金)
場所:苗場プリンスホテル
https://www.wiss.org/WISS2024/
■ HCGシンポジウム2024
会期:2024年12月11日(水)~13日(金)
場所:金沢歌劇座
https://www.hcg-ieice.org/hcg-symposium/2024/
■ 第2回NDE4.0シンポジウム
会期:2024年12月20日(金)
場所:日本非破壊検査協会亀戸センター
https://sciences.jsndi.jp/%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%BB%E3%83%9F%E3%83%8A%E3%83%BC/
■ 第64回日本生体医工学会大会
会期:2025年6月5日(木)~7日(土)1
場所:フェニックス・プラザ
https://smartconf.jp/content/jsmbe64/
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|◆ 論文誌に関するご案内
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■ 今後の特集予定 1 「生活や仕事を豊かにするXR」
◆申込締切:2024年11月11日(月)
◆論文締切:2024年11月25日(月)
◆掲載予定: 第30巻2号(2025年6月末発行)
■ 今後の特集予定 2 「神経インタフェース(仮)」
◆申込締切:2025年2月上旬
◆論文締切:2025年2月中旬
◆掲載予定: 第30巻3号(2025年9月末発行)
■ 今後の特集予定 3 「アートエンタテインメント7」
◆申込締切:2025年5月上旬
◆論文締切:2025年5月下旬
◆掲載予定: 第30巻4号(2025年12月末発行)
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3. 関連情報
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|◆ CALL FOR PAPER
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■ ICAT-EGVE 2024
Date: December 1 – 3, 2024
Place: Ibaraki, Japan
URL: https://icat.vrsj.org/2024/
Submission deadlines:
– Posters / Demos: October 4, 2024
■ IEEE VR 2025
Date: March 8 – 12, 2025
Place: Saint-Malo, France
URL: https://ieeevr.org/2025/
Submission deadlines:
– Proposals “XR Gallery”: October 31, 2024
■ ACM CHI 2025
Date: April 26 – May 1, 2025
Place: Yokohama, Japan
URL: https://chi2025.acm.org/
Submission deadlines:
– Case Studies/Courses/Workshops: October 10, 2024
– Journal: December 19, 2024
– Late Breaking Work: January 23, 2025
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|◆ CALL FOR PARTICIPATION
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■ UbiComp/ISWC 2024
Date: October 5 – 9, 2024
Place: Melbourne, Australia
URL: https://www.ubicomp.org/ubicomp-iswc-2024/
■ SUI 2024
Date: October 7 – 8, 2024
Place: Trier, Germany
URL: https://sui.acm.org/2024/
■ VRST 2024
Date: October 9 – 11, 2024
Place: Trier, Germany
URL: https://vrst.hosting.acm.org/vrst2024/
■ IDW‘24メタバース技術研究会
会期:2024年10月10日(木)
場所:日本女子大学
URL: https://eventregist.com/e/IDW24-MVS
■ UIST 2024
Date: October 13 – 16, 2024
Place: Pittsburgh, USA
URL: https://uist.acm.org/2024/
■ CHI PLAY 2024
Date: October 14 – 17, 2024
Place: Tampere, Finland
URL: https://chiplay.acm.org/2024/
■ ISMAR 2024
Date: October 21 – 25, 2024
Place: Seattle, USA
URL: https://ieeeismar.org/
■ ISS 2024
Date: October 27 – 30 , 2024
Place: Vancouver, Canada
URL: https://iss2024.acm.org/
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|◆ ニューズレター編集委員会からのお知らせ
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ニューズレター編集委員会では,「会議・イベント参加報告」「会員便り」「新製
品情報」を,広く会員の皆様から募集しております.
お問合せ・寄稿先:
日本バーチャルリアリティ学会事務局
office[at]vrsj.org
※ [at]を@に変換下さい.
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[ニューズレター編集委員会]
<委員長> 半田拓也
<編集長> 藤本雄一郎・田辺健
<委 員> 藤田和之・ソンヨンア・磯山直也・平尾悠太朗・田井中渓志・脇坂崇平・
亀岡嵩幸・手嶋仁志・堀江新・青山一真・中村文彦・近藤亮太
<顧 問> 柳田康幸・武田博直
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発行者: 半田拓也
編 集: ニューズレター編集委員会(編集担当:亀岡嵩幸)
発行日: 2024年9月25日
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